• TOP
  • >
  • Q&A
  • >
  • 眼と視力に関するQ&A

Q&A

●眼と視力に関するQ&A

  • 視力測定でメガネやコンタクトレンズを使用せずに1.0以上視力があれば正視としてよいのですか?
    必ずしも正視とは言い切れません。通常、メガネやコンタクトレンズの補助なしで網膜上に像を結ぶ眼を正視といいますが、遠視の眼で調節力が豊富な人であれば、無意識のうちに調節力を働かせて正視の視力を示すことがあります。従って裸眼視力1.0以上ある人の中には正視に加え遠視の人が含まれています。遠視の人の傾向として眼の疲れや疲労感を訴えることが多いようです。
  • 近視がすすまない予防策はありますか?
    近視には、生まれつきの近視(先天性)と後天性に起こる近視があります。先天性の近視は成人に達する頃にはかなり強い度数になりその後も進みます。先天性の近視はこれと言った予防策はなくメガネやコンタクトレンズで良い視力を保ち続けることが大切です。 後天性の近視は、眼の使い方が正しくない場合や環境によって真性の近視になることが一般的で思春期まで進行して成人になると停止するのが普通です。この場合、環境の変化や眼の緊張状態を解すことによって多少の改善が見られることがありますが、一旦、近視になると進行を抑えることは難しいのが現実です。
    やはり正しく合ったメガネやコンタクトレンズで良い視力で物を見ることが大切です。
  • 中学生の頃から近視のメガネを掛けていますが、どの位まで進むのですか?
    中学生の頃から近視が始まったとすれば、その近視は後天性の近視と考えられます。
    後天性の近視は、成人に達する頃には停止傾向にあり、近視の度数も然程強くならないのが一般的です。
  • 左右の近視度数が大きく違うんですがどうしたらよいのですか?
    左右の近視度が異なる状態を不同視眼といいます。不同視眼をメガネで矯正すると網膜に映る像の大きさが異なるために眼精疲労や見づらいさを訴えることがあります。このような場合、網膜に映る像の大きさを等しくなるように近視度数の調整を行いますが、その結果、左右の視力の均衡が保てなくなります。
    不同視眼の場合は、網膜上の像の変化が少ないコンタクトレンズが向いていると思われます。
  • 近視は遺伝するの?
    近視の遺伝説については諸書によってマチマチです。傾向として両親が近視の場合、その子供の近視出現率は高く、近視度が強くなるほど遺伝的関係を示す割合が高確率になります。
    従って強度近視は劣性遺伝すると考えられます。
  • メガネやコンタクトレンズを作るときの注意点を教えてください?
    メガネでもコンタクトレンズでも必ず視力検査が必要となります。では視力検査は一日のうちでいつ受けても関係ないかと言うと決してそんなことはありません。正しい視力結果を得るためには、眼の疲れがたまっていない午前中が理想です。人間の眼は目覚めてから時間の経過と共に疲労を増すため眼の疲れが出始める午後になると正しい眼の状態を把握することが出来ない場合があります。